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■ 覚えておきたい主要都市
■ 大阪人に似てる?インドの国民性
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近年、中流・上流階級の増加を背景に、海外旅行へ出掛ける人が増えています。
旅行先は、ネパール・シンガポール・タイ・ドバイなどの近隣国や、アメリカ・ヨーロッパへのパックツアーも
人気があり、年間海外旅行者数は500万人を突破しています。
飛行機の運賃が国内と海外ではほとんど同じであること、インドのホテル料金が高いということがあり、
国内旅行をするよりも海外旅行のほうが割安になるので、「どうせ旅行するなら、海外に行こう」と考える人が
多いのかもしれません。
(日本だと、地域によっては北海道より韓国に行く方が手軽な場合がありますよね。それと同じです。)
そうは言っても、アメリカやヨーロッパのツアーの価格は、1人2万Rs〜十数万Rsなので、
中流階級の年収が4万〜14万Rsというのを考えれば、欧米への旅行は高嶺の花です。
インドの学校は5〜6月が休みなので、この時期に家族旅行に行く人が多いようです。
そのため、4月頃の新聞には、旅行会社の気合いの入った広告がたくさん掲載されています。
     海外旅行が意外と人気急上昇です
インドには、昔から持参金制度というものがあり、結婚する際に嫁側が婿側にお金を渡すという慣習があります。
逆結納金といったものなのですが、日本とインドではその金額は全然違います。
日本では月収2〜3倍が相場ですが、インドは年収の2倍くらいになるそうです。
持参金(ダウリー)を出さなければ結婚は難しく、その額が少なかった場合は結婚後に姑にいびられる等の
問題が起きるようで、更にひどいのは、要求した金額の持参金を持ってこなかったことで、
夫の家族が嫁を殺してしまうという事件が2002年には7,000件もあったそうです。
また、夫の家族が嫁に精神的苦痛・肉体的苦痛を与えて、自殺に追いやるということもあります。
女の子の赤ちゃんが生まれた場合、将来の持参金が家族に重くのしかかるので、
所得の少ない人達は、女の子の赤ちゃんを殺してしまうこともあるようです。
インド政府は1961年に持参金止法を定めているのですが、今でもこの習慣は根強く残っていて、
問題は深刻さを増しています。
男性よりも女性の自殺者の数が圧倒的に多いのは、これが関係しているからかもしれません。
     早く解決して欲しい持参金問題


ヒンドゥー教徒はお酒を飲んではいけないと思っていたのですが、メディアの発達などにより
最近ではその規制が緩くなってきていて、ビールの消費量も増加しているそうです。
(お酒を飲むことはタブーとされていたため、家でこそこそ飲むくらいしかできませんでした)
インド人にはお酒が好きな人が多く、圧倒的に人気なのがウイスキーで、
他にもブランデーやラム酒などを飲むそうです。
しかし、政府には「酒は悪いもの」という考え方があり、酒税はかなり高いです。
2002年4月にデリー州政府が酒販売の自由化の方針を発表し、これか実行されたのですが、
レストランがお酒を販売するには、年間5万Rsのライセンス料に加えて、200万Rsの保証金と
100万Rsのセキュリティーが必要だと言うのだから、まだまだ障壁は高いような気がします。
今まであまりビールが飲まれていないだけに、これからビール市場の拡大が予想されます。

                             インドで一番人気のキングフィッシャービール →
             インド最大のビール会社、ユナイテッドブリュワーズで製造されています
     お酒の飲めるレストランやバーが増加中
日本では安くて手軽なイメージがするマクドナルドですが、インドのマクドナルドはその反対で、
主に中上流階級の人達が利用し、「高級店」の部類に入ります。
驚くことに、入り口にはドアマンが常駐しているという・・・。
Mサイズのソフトドリンクが28Rs、ハンバーガーとのセットで99Rsという価格は、
日本人にとってはそんなに高くないのですが、インド人から見ればかなりの高級品なのです。(1Rs=約2.2円)
インドの中所得層の年収が80,000Rsくらいなので、1日の所得は220Rsという計算になり、
その半分がお昼御飯で消えていくことを考えれば、よく分かると思います。
インドの国民の8割はヒンドゥー教徒なので、もちろん牛肉100%のハンバーガーは販売されるはずもなく、
ハンバーガーの具は鶏肉・ラム・野菜コロッケ・白身魚の4種類です。
イスラム教徒が約1億人いると言われているので、豚肉も使っていません。
インド独自のメニューとして有名なのは、チキン・マハーラージャー・マックで、ビッグ・マックにあたります。
観光案内で必ずと言っていいほど紹介され、観光客だけでなく地元の人達にも人気のメニューです。
宗教の違いによって食習慣が異なるインドにはベジタリアンも多いので、メニューはベジタリアンと
ノン・ベジタリアンの2つに分かれており、ベジ・メニューには卵も使われていないという徹底振り!
(マヨネーズも卵抜きで作っているそうです)
2003年12月時点では、54店舗のマクドナルドがインドで展開されています。

                     これが噂の、インドオリジナル・ビッグマック →
           ← ポテトは日本とそっくり(同じなのかな?)
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     牛肉100%ハンバーガーを売れないマクドナルド