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     世界で一番、金が好き

サウジアラビア 5.0%
歯科用 2%
宝飾用
77.8%
投資用
10.1%
工業用
10.1%
インド
18.8%
アメリカ
13.7%
中国
7.9%
トルコ
6.1%
その他
48.5%
マルチ・ウドヨク
51.5%
ヒュンダイ・
インディア
17.2%
タタ・モーター
16.9%
その他
14.4%
インドは金の消費が非常に盛んで、 2003年時点の世界全体の金のストックは14万5,000トン
なのですが、インド国内にジュエリーなどで蓄積されている金は9,000〜1万トン、計算すると
6〜7%を占めていることが分かります
金の用途には、宝飾用・投資用・工業用・歯科用の4つに大きく分けることができ、
これらの中で最も消費量が多いのが宝飾用です。
インドは宝飾用の金消費が最も多い国で、それにはヒンズー教が大きく関わっています。
ヒンズー教の世界では、女性は土地資産を相続を受けることができないので、
娘が結婚する時に、金や銀のアクセサリーを持たせて嫁がせるのが風習になっています。
また、光物は繁栄をもたらすということで、金製の宝飾品が好まれています。
祭事には必ず金を身に付けて出席するという、昔からの決まり事があります。
ヒンズー神話に金にまつわる話が多いのも、関係しているのかもしれません。
その他にも、政府や銀行に対する信用の問題により、換金しやすい金や宝石を財産として
保管する人が多かったようです。
国が信頼できなければ、その国の貨幣よりも金を保有する方が安全です。

●2004年の世界の金需要の内訳



●2003年の世界の宝飾用金需要
パンジャブ州 46.6%
ハリヤナ州 45.4%
グジャラート州 40.0%
マハラシュトラ州 37.1%
ヒマチャルプラデシュ州 29.7%
ラジャスタン州 29.2%
カルナタカ州 28.2%
タミルナドゥ州 27.5%
インド全国平均 25.81%
西ベンガル州 24.90%
ケララ州 24.63%
アンドラプラデシュ州 20.52%
アッサム州 19.74%
ウッタルプラデシュ州 18.59%
マディヤプラデシュ州 18.21%
ビハール州 13.95%
オリッサ州 11.77%
インドの2004年の乗用車・商用車・軽自動車の総販売台数は、初めて100万台を突破し、
前年比21.2%という大きな伸びを見せました。
今までは、所得水準が低かったので、小型車、オートバイ、スクーターなどがよく売れていたのですが、
近年、中所得者層が厚くなってきたことを理由に、都市部を中心にマイカー・ブームが起きています。
2003年3月地点での自動車の保有台数は約625万台、普及率は0.6%、自動車の普及率の高いデリーでも
8%というのですから、これから自動車市場が拡大していくことが期待できます。
更に、高速道路や高架橋などのインフラ整備を急ピッチで進めていること、
所得水準が高くなることでマイホームの購入者が増加することも、自動車市場の追い風となります。
インドの自動車市場の転換期は、やはり市場開放政策が行われた1991年だと思います。
1981年にマルチ・ウドヨク社が設立され、翌82年には日本のスズキとの合弁会社となり、
小型車を中心に販売していました。
1991年の市場開放政策により、外資が次々と参入してきたため、その結果、1990年代に80%以上の
市場シェアを占めていたマルチ・ウドヨク社は、2004年には51.5%まで低下しました。
1998年にインドに進出した韓国の現代は、2004年で17.2%を占めています。
今後、競争が激しさが増すと考えられるので、各社の動きが気になります。

●2004年の国内乗用車販売台数シェア
     国内VS外資、自動車産業はこれからの競争に注目
中・高所得者は、お手伝いさんを雇うのは当たり前のようで、     ●主要な州の中・高所得者世帯の比率(1998年)
この感覚は、日本人は想像しにくいような気がします。
色々な資料を調べた結果、中流階級の所得は
およそ年収70,000Rs程度という推測をしました。
日本円で約16万円、インドに住めば贅沢できそうです。
家事全般を一日中してくれるお手伝いさんの月収は1,800Rs、
タクシーの運転手さんは1,500Rs、公務員は5,000Rs、
大学生の先生は7,000Rsです。(※一般的な相場)
ITエンジニアの給料は、年収
5,000ドル(月収約2万Rs)で、
日本円だと年収50万円になります。
他の職業の給料と比べると、桁違いに高いのが分かります。

パンジャブ州とハリヤナ州はインドの穀物倉と言われています。
グジャート州は工業、マハラシュト州やカルナタカ州はIT産業が
盛んで、ムンバイ・プネ・バンガロールが有名です。
反対に、オリッサ州は人口の47.15%が貧困ラインを下回っている
というインドで最も貧しい州です。
ビハール州は最も識字率の低い州だそうです。
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